083.atheismus

【A】
開かれるは 御伽噺
誰を映すか 不思議な鏡
それを見つめ 神を願う
さすれば不幸は消ゆ

【A】
刎頸は 律せられた
友と願う 運命の要
幾億年の 輪廻を超え
僕らは復[また]出会った

【B】
光静寂[ひかりしじま] 闇夜の恋
僕らは駆け出し 世界を抜ける
恵みの雨 神に祈る
誓った喜びを 神への感謝を

【C】
何を思うこともなく
何を疑うこともなく
人は神を信じてきた
誰も嘆くこともなく
人は神を信じてきた
人々は神なんて居ないことに
昔から気づいているはずなのに

【A】
待ち受けるは 教えの弾圧
神は幾つも 虚像を立てて
下々の人間はそれに踊らされる
双六の駒の様に

【A】
友は死した 神の為と
くだらない言い訳に 神を使う
神は居ない 解っているはずだ
静寂[しじま]の中僕は笑う

【B】
逆様に堕ちていく 僕の体は
闇夜に消えた 大人に為るために
飢饉の終わり 神に祈る
居るはずもない神へただ祈るだけで

【C】
誰も疑おうとせず
誰も否定しようとせず
神という虚像を崇め続け
人間とは愚かな存在だ
神は居ないと何時になれば
気づくのだろうか? 藻掻くのだろうか?
神に頼るのはやめにしようか

【D】
何もない世界に 僕らは生まれた
それは神様の仕業でもなんでもない
ただの過程を進んでいただけ
神様なんているわけない
ただのシュミレーションとなるだけ

 

 

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20120327投稿

83曲目です。

 

“神は人間に何をもたらす?”

“神は人間の生み出す偶像ではないのか?”